1984年、神奈川県川崎市生まれ。
2008年筑波大学芸術専門学群卒業。2010年東京藝術大学大学院美術研究科修了。
筑波大学在学時、人力飛行機サークルに所属。鳥人間コンテストに参加し、パイロットとして空を飛ぶ。わずかに存 在する風に飛行機が翻弄された経験から見えない風を可視化する作品を作り始める。
一方で、大学院修了後の2010年、NHKにカメラマンとして就職し福島局配属となる。東日本大震災の際は仙台平野 を襲う津波をヘリコプターから空撮中継。フライトによって津波から助かった一方、被害を目の当たりにしながら撮影 した映像は全世界に中継配信される。
その後福島県内にて津波被害、原発事故の取材を続ける。3月12日、沿岸部で取材中に原発で水素爆発が起き、その後の福島県知事の会見にて、初めて自分の生まれ育った関東で使用されているエネ ルギーが福島や新潟から来ていることを認識し、生活するために必要なエネルギーがどこから来ているか無関心に過ご してきたことに衝撃を受けた。
これらの経験から自然とエネルギーと人の関係性を問うことを、風というモチーフをテーマに様々な視点から試みている。現在は福島と東京を行き来する2拠点生活をし、自然の中に生かされていること、そしてエネルギーを使わせても らうことに感謝をしながら表現と向き合いたいと考える。
自然と人間社会を分担するのではなく、双方を風のように行き来しながら多面的な価値観を持ち得た、動的な問いかけをしていきたいと思う。 国内外のアーティストインレジデンスに参加し、リサーチベースのサイトスペシフィックな作品を発表している。
令和6年度 ポーラ美術振興財団在外研修員としてアイスランドにて研修中